- HDMI
- USBメモリ
- CMOS
- Cマウント
- 高感度
- プロセッサ内蔵
USBマウス操作のPCレス顕微鏡用HDMIカラーカメラ。USBメモリにデータ保存可能。
高感度なSONY製センサー搭載、フルHD画像・高fpsのハイコストパフォーマンスモデルです。
フルHD解像度のHDMIモニタ(映像信号1080p対応のもの)に直接つないで使用可能な、シンプルな顕微鏡用HDMIデジタルカメラです。 カメラ内蔵のビルトインソフトウェアにより、パソコンを接続していないのに直感的でわかりやすいグラフィカルユーザーインターフェース上でUSBマウスによる操作が可能。
リアルタイムプレビューだけでなく、静止画・動画の撮影や、マウスクリックによる計測やスケールバー挿入といった機能もご利用いただけます(計測機能は、撮影済静止画だけでなく、ライブ映像上でも使用可能です)。
操作メニュー(コントロールパネル)はマウス移動により表示・非表示を簡単に切換可能。顕微鏡像をHDMIモニタ全画面で観察できます。
撮影した静止画・動画のデータファイルは、カメラ本体に接続したUSBフラッシュメモリに保存されますので、画像データの受け渡しや共有、パソコンに取り込んでの管理や加工も容易です。
ブラウズ機能も搭載しており、撮影済の静止画・動画データファイルは、パソコンが無くてもHDMIモニタ上で閲覧可能です。
顕微鏡用カメラ使用時に重要な色味の調整は、優れた複数のホワイトバランス調整機能(オートホワイトバランス・マニュアルホワイトバランス・エリアホワイトバランス)により、様々な撮影環境下で容易な操作で高い色再現性を発揮します。 また、映像のフレームレートに大きく影響する露出時間も自動・手動のどちらでも設定でき、自動露出設定時の目標輝度や露出時間上限設定機能により、像追随性と画質のバランスが調整できます。
接続方式は、一般的なCマウント。軽量かつ小型の筐体のため、レイマーの顕微鏡だけでなく、他社製顕微鏡や、装置への組込みにも適しています。 また、オプション品のCマウントアダプタユニバーサルタイプを併用することで、撮影鏡筒の無い単眼・双眼タイプの顕微鏡にも接続でき、既にお持ちの環境を大きく変えることなく顕微鏡のデジタル化が可能です。 同じくオプション品のHDMIモニタはカメラ本体の三脚用ネジ穴を利用して固定が可能で、一体型のデジタル顕微鏡のように省スペースでの運用が可能です。
FLOYD-200U 1080P顕微鏡用HDMIデジタルカメラ 64GB USBフラッシュメモリ、HDMIケーブル、ACアダプタ、 USBマウス付 在庫あり 納期1~3営業日以内 |
¥75,000-(税抜) 税込¥82,500、送料当社負担 |
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特徴FEATURES
高感度なSONY製裏面照射センサー(STARVIS)採用
ソニー製の超高感度・裏面照射型センサーであるSTARVISを搭載しており、低価格帯のカメラであるにもかかわらず、低照度下での撮影でも高画質での撮影が可能です。 明視野観察・位相差観察等はもちろん、暗視野観察・蛍光観察等の、光量が乏しくバックグラウンドが暗い撮影環境でも力を発揮します。
高速60fpsのフレームレート 、フルハイビジョン解像度(1920x1080)
滑らかなライブ画像。パワフルなイメージプロセッサ搭載により、最大60fpsの動画をUSBメモリに記録することができます。
H264とH265の2つのビデオエンコーディングにより、様々な用途に合わせて高品質の動画を記録することができます。また、動画の再生もモニター上で行うことができます。
※動画記録フレームレートは、USBメモリの仕様やカメラのパラメータ設定に影響されます。
HDMIケーブル1本で接続し、USBマウスで可能なPCレスカメラ
映像信号1080p対応のモニタ・ディスプレイにHDMIケーブルで接続するだけで、フルハイビジョン(1920x1080)の鮮明なライブ映像が出力可能。最大60fpsの高フレームレートで、遅延のないスムーズな映像が得られます。
カメラ本体にUSBマウスを接続でき、モニタ上に表示される操作メニューをマウスクリックすることで静止画・動画撮影、計測といった操作ができます。直観的でわかりやすいグラフィカルインターフェースで、パソコンレスであるにもかかわらず、パソコンのような親しみのある操作感です。 撮影した静止画・動画等のデータファイルは、カメラ本体に接続したUSBフラッシュメモリに保存されます(64GBのUSBメモリが標準付属します)。
メニューはアイコン表示で分かりやすく、直感的に操作可能。メニューは非表示にもできます。
メインメニュー
- 自動露出ON/OFF
- 露出補正
- 露出時間
- ゲイン
- RGBカラー調整
- ホワイトバランス(オート、マニュアル、エリア)
- シャープネス
- ノイズ除去
- 彩度
- ガンマ
- コントラスト
- 輝度
- アンチフリッカー (DC、AC50Hz、AC60Hz)
上段メニュー
- 各種計測機能
下段メニュー
- ズームイン/アウト
- 水平/垂直反転
- モノクローム
- フリーズ
- グリッド
- ブラウズ(撮影済みの静止画・動画)
計測機能を搭載
ライブ映像と撮影済みの静止画、いずれでも計測機能が利用できます。
計測データが別レイヤーに保存されるため、後から計測の編集や再計測を行うことが出来ます(レイヤーモード)。計測結果を画像内に埋め込んで一枚の静止画として保存することも出来ます(バーンモード)。
また、較正(キャリブレーション)の情報を撮影した静止画内に保存出来ます。
画像データに撮影時の較正データが保存されているので、時間が経ったあとに計測作業を行ったり、再計測を行うことが出来ます。
利用可能な計測機能
キャリブレーション、点、角度(3点)、角度(4点)、直線、寸法線、垂線、平行線間距離、水平線、垂直線、四角形、円(半径)、円(3点)、楕円、楕円(5点)、同心円、2円間距離(半径)、2円間距離(3点)、弧、多角形、フリーハンド、矢印、スケールバー、CSV形式でエクスポート
最大10倍のデジタルズーム機能
等倍~10倍まで、0.2倍刻みでデジタルズームが可能です。試料の細部の観察が容易に行えます。
グリッド表示機能。ワークの位置決めなどにも利用できます。
水平・垂直方向にそれぞれ最大10本のグリッド線をモニタ上に表示できます。ラインの位置はデフォルトで等間隔ですが、任意の位置に移動させることも可能です。また、線の幅や色も用途に合わせて変更することが可能です。
反転機能
カメラ像を上下左右に反転することが可能です。カメラポートの像が反転像となる顕微鏡においても、カメラ像を肉眼視野と同じ方向に修正することができます。
画面のフリーズ
動く観察物の像を一時停止させることができるので、細部の観察が容易になります。
普通の顕微鏡をデジタル顕微鏡化できます
カメラ本体にオプションの13.3インチHDMIモニタを取り付けることが出来ます。取り付け角度も調節可能なので、観察しやすい向きに取り付けられます。
オプションHDMIモニタ 固定方法
オプションの13.3インチHDMIモニタは、付属のアタッチメントを用いて固定します。
詳しくはモニタ接続説明書をご参照ください。
モニタ固定用アタッチメント(A)は、13.3インチモニタに標準付属しています。
オプションのUSBハブ利用でマウス・キーボード・フットスイッチの併用可能
オプション品としてご用意しているUSBハブをFLOYD-200UのUSBマウス用端子に接続することで、複数のUSB機器を同時に接続・併用ができます。
USBマウス・フットスイッチのほか、USBキーボードを接続し、ファイル名の入力等をより効率的に行うことも可能です
※USBキーボードを接続していない場合、文字入力は画面上に表示されるソフトウェアキーボードを使用します
用途に応じた自動露出上限値の設定
自動露出において、露出時間の上限値を設定することができます。自動露出利用時、設定した露光時間の上限でも目標の明るさに到達しない場合、自動的にゲインを増加させます。これにより自動露出調整時のフレームレートと画質のバランスを取ることができます。画質よりもフレームレートを重視する場合は、自動露出の上限を短く設定します。逆に画質を重視する場合は、自動露出の上限を長く設定します。
モノクローム機能
カラーのライブ映像をモノクロに変換することができます。
オート、マニュアル、エリアホワイトバランス機能
FLOYD-200Uには、オート、マニュアル、エリアの3つのホワイトバランスモードが用意されており、様々な試料に対して常に高品質なカラー画像を得ることができます。ほとんどの場合、オートホワイトバランスで十分な色を得ることができます。しかし、標本内にごくわずかな空白部分しかないような場合には、エリアホワイトバランスで正確な色を調整することができます。マニュアルホワイトバランスでは、ユーザーが手動で画像の色を調整することができます。また、一定の照明環境下で標本が頻繁に入れ替わる場合には、オートホワイトバランスやエリアホワイトバランスで適切な色の画像を得たのちにマニュアルホワイトバランスに切り替えることで、異なる標本も、常に最良のホワイトバランスを維持することができます。
ファイル名プリセット機能
実験条件や実験名など、必要に応じて画像や動画に名前を付けることができます。複数の試料を様々な条件で撮影したり、動画を記録する際に非常に便利です。従来のモデルでは、画像をパソコンにコピーしてから名前を変更する必要があったため、余計な手間やミスが発生する可能性がありました。
さまざまな顕微鏡に取付可能
取付部は顕微鏡カメラでは最も一般的なCマウント。メーカーを問わず、ほぼ全ての顕微鏡に取り付け可能です。
このカメラに最適なCマウントアダプタの倍率は0.35倍程度ですが、視野中心部を強拡大で撮影する場合はより高倍率のCマウントアダプタをご利用下さい。オプション品のCマウントアダプタユニバーサルタイプや変換アダプタを利用することで、一般的な内径23.2mmの鏡筒のほか、内径30mm・30.5mmの鏡筒にも取り付けできます。
CCTVレンズやテレセントリックレンズなどを取り付けて使用することも可能です。
Cマウントアダプタの倍率の違いによる撮影範囲
仕様SPECIFICATION
本仕様表は左右にスクロール可能です。
センサータイプ | CMOS(裏面照射型) |
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センサー型番 | SONY STARVIS(IMX307) |
映像素子 | 1/2.8″ |
ピクセルサイズ | 2.9μmx2.9μm |
解像度 | 1920 X 1080 |
フィルタ | RGB Bayer Pattern |
マウント | Cマウント |
フレームレート(※1) | 60fps |
RGB出力 | 24 bit |
露出制御 | オート/マニュアル |
露出時間 | 0.01ms~1000ms |
ファイル保存形式 | 静止画:.jpg 動画:.mp4 (H264/H265 encoded)(※2) |
ホワイトバランス | オート、マニュアル、エリア |
スキャンモード | プログレッシブ |
シャッター | Electronic rolling shutter |
S/N 比 | - |
ダイナミックレンジ | - |
量子効率 | (グラフをクリックすると拡大表示されます。) |
感度 | 1300mV(1/30秒) |
フィルタ透過率 | (グラフをクリックすると拡大表示されます。) |
HDMI 映像出力 | HDMI (1080p) |
USBポート | USBマウス用/USBフラッシュメモリ用 |
電源出力 / 電源入力 | DC12V1A / AC100~240V 50/60Hz |
動作温度 / 動度湿度 | -10~50℃ / 30~80%(但し結露しないこと) |
OSDディスプレイ | On Screen Display |
カメラ本体寸法(W×D×H) | 50×50×61(mm) |
本体重量約 | 160g |
HDMIケーブル長さ | 1.4m |
付属品 | HDMIケーブル、ACアダプタ、USBマウス(※3)、USBメモリ(※3) |
機能比較表 | 各種プラットフォームでのFLOYDシリーズの機能比較PDFファイル(83KB) |
カタログダウンロード | 準備中 |
(※1)フレームレートはあくまでも理論値であるため、表記のフレームレートでの撮影を保証するものではございません。また、ご使用される機器の環境によってフレーム落ち等、映像が正常に撮影できない場合があります。このような場合は露出時間を長く取り、フレームレートを低く設定することで改善されることがあります。
(※2)動画ファイルの最大ファイルサイズは4GBです。この容量を超える長時間録画時は、複数の動画ファイルが生成されます。
(※3)サービス品のため、製品保証の対象外です。
※接続するモニタはHDMIポート付きで1080pに対応したものをご利用ください。
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光学系の無いダイレクトアダプタ(1倍)のほか、オリンパス・ニコン用には縮小光学系の入ったCマウントアダプタも複数種類取り揃えております。カメラのセンサーサイズに応じて、適切な倍率のアダプタをお選びください。