歯科マイクロスコープ手術実習用顕微鏡 DMS-940/DMS-945C

医療用・手術用マイクロスコープに近似した作業距離

手術用マイクロスコープに近似した総合倍率

広角で焦点深度が深い像が得られる低倍率から、対象部をクローズアップし詳細に観察できる高倍率まで、無段階に切換可能なズーム式鏡筒です（総合倍率：2.6～18.0倍 ズーム比：6.7）。
低倍率で広範囲に観察しつつ、より精密な縫合や切削が必要となる箇所は拡大観察しながら手技を行うといった用途に最適です（視野直径：82.0～12.0mm）。

最低倍率での観察イメージ（総合2.6倍）

最高倍率での観察イメージ（総合18.0倍）

ルートプレーニング練習時の観察イメージ（低倍率 / 高倍率）

 

根管治療練習時の観察イメージ（低倍率 / 高倍率）

 

リアルタイムの映像出力で教育用途に最適

カメラ・モニタ付きモデルのDMS-945Cでは、使用者が顕微鏡を覗きながら、同時に顕微鏡下の映像をリアルタイムに出力できます。
熟練者が生徒に対して映像で手技を見せながら指導したり、反対に生徒の手技をモニタで確認しながら指導することができ、教育用途に非常に適しています。

照明光が映り込みづらい単光源LED照明仕様

縫合練習用の食肉・歯肉模型等、滑沢な表面を照明する場合、実体顕微鏡で一般的なリングライトを使用すると観察像に照明光が大きく映り込み見づらくなってしまうことがありますが、本製品は単光源のLED照明により、試料面への照明光の映り込みを抑えています。

リングライト使用時

単光源照明使用時

省スペースかつ、鏡筒位置を自在に調整できるアームスタンド型

可能範囲が広く、鏡筒の位置づけにおいて自由度の高いアームスタンド型。任意の位置にスムーズに鏡筒を移動させられるため、机上にサンプルを設置する場合・机の手前にNISSIN社等の歯科用マネキンをクランプする場合等、さまざまな練習環境に対応できます。また、可動式のチェストをチェアサイドに設置、天板に本顕微鏡をクランプすることで、ヘッドレストに置いた歯科用マネキンでの練習も行え、より効果的なトレーニングが期待できます。

練習用マネキンと併用することで、より効果的な練習ができます。

キャスター付チェストの天板にクランプし、チェアサイド等に持ち運んで練習もできます。

アームスタンド基部はクランプ形状で、デスク・作業台等の天板をクランプで挟んで取り付けます（図A）。標準仕様のクランプでは板厚10～50mmの天板に取り付け可能です（図D-1）。オプションのロングクランプLCP85を利用すると、板厚50〜85mmの天板に取り付けできます（図D-2）。

貫通穴に取り付ける場合はエンドプレートをご利用ください（図B）。エンドプレートは貫通穴の内径8.5〜60mm・板厚55mm以下の場合にご利用いただけます（図D-3）。

クランプ、エンドプレートいずれの場合も、締め付け作業は上方から行います。デスクの下にもぐり込む必要がありません（図C）。

USBフットスイッチによる撮影操作に対応

各商品には以下のものが含まれています。